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賠償・サイバー保険

賠償保険は、他人へなんらかの損害を与えてしまったときの賠償金等を補償します。そしてその内容ごとに商品が細分化されています。​ただしどのような責任も補償するわけではなく、故意または重大な過失によるもの、偶然性の低いものなどは免責となっています。

賠償額はどのくらい?

賠償額の計算の考え方として、その事故やトラブルがなかった状態との差額を支払うこととされています。

 

例)人に傷害や健康被害を負わせた場合

仮に、平均的な年収で扶養家族のある方を労働不能とさせた場合は億単位ともなります。

医療費、稼ぐ予定であった利益、介護費用、慰謝料、などといった項目を合算します。

例)物損等の場合

現状復旧費用、復旧までの休業損害などを合算します。

​特に休業損害は相手方が事業所の場合は非常に高額となることがあります。

例)サイバー攻撃を受けた場合

理不尽な話ですが、サイバー攻撃を受けた被害者が、調査費用の負担や情報の所有者へ賠償します。

情報の内容に応じた賠償金、攻撃の調査費用、復旧までの休業損害などが損失となりますが、総務省の公開情報では、1組織あたり平均3億円超の損害とされています。

 

加害者が複数の場合

ちなみに、加害者が複数の場合は連帯責任となり、加害者同士では按分となります。ですので建設業などにおいて元請下請の多重構造の末端で事故が発生した場合は、元方それぞれに責任が発生するケースがほとんどです。

ただし、賠償保険は原則的に契約者とその下請企業をまとめて補償しますので、元請企業が賠償保険に加入している場合はその下請企業はその保険の傘下となり責任の負担はなくなります。

主な保険商品と対象

​※一般的な内容を記載しています。詳細は保険会社ごとにより異なります。

サイバー保険

サイバー攻撃を原因とした情報漏洩などによる賠償

請負業者賠償責任保険

請負業務遂行中の事故による賠償

E&O保険

業務遂行のミスによる、物理的損壊を伴わない賠償

生産物賠償責任保険

商製品や工作物の欠陥を原因とする事故による賠償

海外PL保険

海外におけるPL事故による賠償

​施設賠償責任保険

​施設や店舗の管理、営業活動中の事故による賠償

労災上乗せ保険

労働災害のお見舞いおよび賠償原資

使用者賠償責任保険

労働災害による使用者の賠償

環境汚染賠償責任保険

施設から生じた環境汚染事故による賠償

借家人賠償責任保険

賃借する建物等の損壊による賠償

受託物賠償責任保険

レンタルした物や支給資材の損壊や盗難による賠償

D&O保険

​役員様がその職務によって会社に与えた損害の賠償

運送業者賠償責任保険

輸送貨物の損壊や盗難による賠償

個人賠償責任保険

日常生活における事故による賠償

​ⓒヒトコモンコンサルティング合同会社

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